こんにちは!
40代でFIRE達成に向けて、副業・投資で資産を増やしているアラサー独身サラリーマンのヤマイチです!
「インデックス投資はやってるけど、配当金で生活するのは夢のまた夢…」
「結局、高配当株ってどれくらい買えばFIREできるの?」
そんな悩みを抱えている人、多いのではないでしょうか。
実は、連続増配×国内高配当株を上手に組み合わせれば、会社員でも月5万円の不労所得をつくることが十分可能です。
私もこの戦略でコツコツ積み上げ、現在は年間配当60万円を達成。寝ていても毎月配当が振り込まれる、この感覚はまさに“マネーマシン”。
本記事では、そんな「月5万円の配当収入を目指す最短ルート」を初心者でも再現できる形で、具体的に解説していきます。
インデックス投資だけじゃなくて、目の前の配当金も欲しいというFIRE志向者はぜひ参考にしてみてください。
- 月5万円の配当収入をつくるための必要元本と利回り
- インデックス投資との違いと併用戦略
- 連続増配×国内高配当株の基本戦略と銘柄の選び方
- 具体的な連続増配型高配当株の探し方
月5万円の配当収入のゴール設定
配当収入で生活を支えるには、明確なゴール設定が欠かせません。
まずは「月5万円の不労所得を得るには、どれくらいの資産が必要なのか」から見ていきましょう。
必要元本と想定利回り
月5万円=年間60万円の配当を得るには、利回りと元本の関係を理解しておく必要があります。
たとえば、税引前の利回りが 4% の場合、必要な投資元本は年間配当60万円÷0.04 = 1,500万円となります。
利回りが5%なら、必要元本は1,200万円まで下がります。
つまり、配当利回り4〜5%の連続増配株を積み上げていくことで、月5万円の配当生活は十分現実的なゴールになります。

ちなみに年間配当金5万円でも、高配当株の増配率が年1%ずつ上がれば、放置しても20年後は年間配当60万円になるよ!

連続増配株を組み込む理由
ここで重要なのが、連続増配銘柄を選ぶこと。
一時的に高利回りな株ではなく、10年・20年と増配を続けている企業を中心に選ぶことで、
時間とともに実質利回りが上がるというメリットがあります。
例として、毎年3%ずつ増配を続ける企業に10年間投資した場合、配当額は単純計算で 約1.34倍 に増えます。
この「増配の複利効果」が、インカム投資の最大の魅力です。最初は月2〜3万円でも、放置で配当が自動的に成長していくのです。

国内だと連続増配で有名な企業はたとえばどこ?

下の表にまとめてみたから、参考にしてね^^
銘柄 | コード | 連続増配年数 |
---|---|---|
花王 | 4452 | 35期連続 |
SPK | 7466 | 27期連続 |
小林製薬 | 4967 | 26期連続 |
三菱HCキャピタル | 8593 | 26期連続 |
USS | 4732 | 25期連続 |
配当金は再投資するべき?
配当金をインデックス投資のように再投資に回すのも悪くありませんが、FIREを目指す段階では配当金=人生を豊かにする“自由資金”として使うのがおすすめです。
配当で得たお金を、たとえば
- 仕事帰りのちょっと良い食事
- 旅行や自己投資
- 心の余裕を生む貯金
に使うことで、「働かなくてもお金が入る実感」が得られ、モチベーションを維持しやすくなります。
私も、毎月の配当を「生活を豊かにするお金」として活用しています。FIREは“節約修行”ではなく、“自由を感じながら進める道”なのです。
インデックス投資とのすみわけ
FIREを目指す上で、多くの人が悩むのが「インデックス投資と高配当株投資のバランス」です。どちらも資産形成には有効ですが、役割がまったく異なります。
ここでは、どうすみわけるのが最適かを整理していきましょう。
インデックス投資と高配当株投資の違い
投資手法 | 目的 | リターンの源泉 | 対象 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|---|
インデックス投資 | 長期的な資産形成 | 株価上昇 | 投資初心者 | 分散が利き、放置でOK | 途中で売却しないと 現金化できない |
高配当株投資 | 安定的な現金収入 | 配当金 | 投資中級者 | 毎月の不労所得が得られる | 知識がないと分散が難しく、減配リスクもある |
インデックス投資は「資産を増やすための仕組み」であり、高配当株投資は「資産を使うための仕組み」。
つまり、目的が違うんです。
優先すべきはインデックス投資×NISA
まず優先すべきは、インデックス投資をNISAで満額埋めることです。理由はシンプルで、NISAは非課税だから。
高配当株で得られる配当金は特定口座だと20.315%の税金がかかりますが、逆にこれをNISA口座で埋めてしまうのはもったいないです。
なぜなら、高配当株は毎月分配型だと複利効果がインデックス投資より弱すぎるから。
限りあるNISA枠を埋めてリターンを最大化できるのは、高配当株ではなく、複利効果を最大化できるインデックス投資です。
たとえば、以下のケースAとBで年間120万を投資する場合、15年後のNISA枠消費後の資産を比べてみます。
- ケースA:平均リターン6%でインデックスファンドに積立て
- ケースB:配当利回り4%かつ年成長率3%かつ年増配率1%の連続増配型高配当株に積立て(再投資なし)


NISA枠が埋まる15年後時点で差額は約1,300万円で圧倒的だね!

その通り!だからNISA枠埋めるのはインデックス投資一択だね!
優先度の目安としては以下になります。
1:NISA枠を優良インデックスファンドで埋める
2:特定口座で高配当株投資+iDeCoで優良インデックスファンド運用
3:現金比率・安全資産を調整
個別株を特定口座で運用する理由
個別株である高配当株を特定口座へ運用する理由としては、インデックス投資とくらべたときのリターンの影響だけではありません。
高配当株を特定口座で保有することで、損益通算ができる点も理由の1つです。
たとえば株価が下落して損失が出た場合でも、他の銘柄の配当益や売却益と相殺できるため、節税が可能になります。
また、特定口座では源泉徴収ありを選べば確定申告も不要です。
「NISAは成長」「特定口座は安定」と役割を分けることで、リスク分散と税務効率を両立できます。
連続増配×国内高配当の基本戦略
インデックス投資で資産を増やしながら、高配当株で現金収入(インカム)を得るステージに入ったら、ここからは「どう設計するか」が重要になります。
連続増配株を中心にした国内高配当株戦略は、“守りながら攻める”ことができる手法です。ここでは、実際に高配当株の構成配分や考え方を整理していきましょう。
オフェンシブ銘柄とディフェンシブ銘柄の配分
まず基本は、攻め(オフェンシブ)と守り(ディフェンシブ)の銘柄のバランス設計です。
オフェンシブ銘柄は景気の影響を受けやすい銘柄、ディフェンシブ銘柄は景気の影響を受けにくい銘柄です。
区分 | セクター例 | 特徴 | 比率目安 |
---|---|---|---|
オフェンシブ銘柄 | 銀行・商社・海運・鉄鋼など | 景気に左右されやすいが 配当利回りが高い | 40~50% |
ディフェンシブ銘柄 | 電力・食品・医薬・通信など | 景気に左右されにくく 安定配当 | 50~60% |
このバランスを保つことで、市況が変化しても減配リスクを抑えながら利回りを維持できます。
特定セクターへ偏らない
高配当株でありがちな失敗が、「一つの業種に偏る」こと。特に商社株や銀行株などは一時的に利回りが高く、魅力的に見えます。
しかし、景気の変化に伴う業績悪化や減配リスクを考えると、セクター分散は絶対条件です。
理想は各セクターに最低1~2銘柄ずつ配置します。セクターが偏ると、景気循環の波をモロに受けるため、リスクヘッジとしても分散は欠かせません。
最低100銘柄へ分散
「そんなに買うの!?」と思うかもしれませんが、国内高配当戦略は“銘柄分散が命”です。
なぜなら、1社でも減配すればリターンが大きく落ちるから。
残念ながら、国内のETFや投資信託には、S&P500やオルカンみたいな優良な銘柄詰め合わせセットがありません。
だから、自分で優良な高配当株を集めて、国内優良ファンドを作らないといけません。
少しでも1社あたりの減配リスクを抑えるためにもセクターや景気敏感度、銘柄数でリスクヘッジする必要があるのです。
長期保有が前提
高配当株は「長く持つことで真価を発揮する」投資です。売買を繰り返すよりも、長期的な連続増配と株価上昇でじわじわ成長させることが大切。
特に、減配が少ない銘柄を中心に保有すれば、10年後には配当額が1.3〜1.5倍に増えているケースも珍しくありません。
売却時はこの2つのタイミング
高配当株は長期保有を基本としつつも、売るべきタイミングはあります。
以下の2つに当てはまる場合は、迷わず売却を検討しましょう。
- TOBやMBO発表で上場廃止が決定した場合
- 連続増配が途切れ、2期連続で減配した場合

TOBって何?

TOBは株式公開買付のことで、事前に取り決めた価格・数量の株式が買い付けられることだね。主にM&Aが実施されるときに発生するんだよね。

じゃあ、MBOは?

MBOはマネジメント・バイアウトのことで、こちらは企業の経営陣が経営権の取得を目的に株式の一部を買い取る際に発生するよ!
これらは「投資判断のシグナル」です。感情で保有を続けるのではなく、ルールで手放す勇気を持ちましょう。
銘柄選定の基準
連続増配型の高配当株を選ぶうえで最も重要なのは、“数字で判断する”こと。配当利回りだけを見て飛びつくと、減配リスクを抱えることになります。
ここでは、ヤマイチ流の優良高配当株10項目を見ていきます。
配当利回りが3.5%~5%
まずは大事な配当利回り。
経験的に適正なレンジは3.5~5%で、5%よりも大きい場合は配当性向が極端に高いか、一時的に配当金が高いだけの罠銘柄の可能性があります。
連続増配年数は10年以上
連続増配年数も非常に大事です。
なぜなら持っているだけで、配当金が年々増えていくから。
ここでの連続増配年数は、配当金が同額の年は減配とはみなさず、連続増配としてみなします。

ちなみに25年連続で増配している企業を配当貴族、50年連続なら配当王と呼ぶよ^^

配当貴族や配当王はたとえばどんな企業?

配当貴族で有名な企業はマクドナルドやNIKEで、配当王だとコカ・コーラやP&Gとかだね!
営業利益率は10%以上右肩上がり
いくら配当金が高くても、継続的に成長している企業でないと、減配リスクや株価低迷リスクがあります。
営業利益率が10%以上で右肩上がりであれば、継続成長している優良企業のため、減配リスクや株価暴落リスクを抑えることができます。
配当性向は20%~40%
配当性向は企業が無理せず配当を出しているかどうかの指標。
当期純利益に対して、何割を配当金に出しているかどうかが配当性向です。
ここが高すぎると、企業が儲かってないのに無理して配当金を出し続け、あとで減配みたいなことにも。
経験上、配当性向は20~40%が適正レンジです。
自己資本比率は40%以上
自己資本比率は、純資産に占める自己資本の割合です。
財務の健全性を見る指標で、業界にもよりますが、一般的には40%以上で健全とみなされています。
健全性が高いほど減配リスクが低くなります。
営業キャッシュフローが黒字
営業キャッシュフローが継続的に黒字であれば、しっかりと利益が実際の現金として回っているため、健全に利益を生み出し、成長資金もまかなえている状態です。
したがって、長期的に営業キャッシュフローが黒字を維持している企業は、財務基盤が強く、倒産リスクも低いと言えます。
自己資本利益率(ROE)が8%
自己資本利益率は、自己資本に対して当期純利益がどのくらいかを表した数字です。一般的に8%以上であれば、効率的に利益を生み出している健全な企業となります。
純資産の現金が確保されているか
現金の比率は不況時に配当を維持できる体力をはかる指標となります。
現金という守りの資産が少ないと、不況時に減配リスクが生じます。
危機耐性の確認
2008年9月付近と2020年2月~3月付近で発生したリーマンショックとコロナショック時に株価が暴落していないかは、不況時の企業の体力をはかる指標になります。
万が一、次の大不況が発生した場合も、株価の暴落や配当金の減配リスクが抑えられる可能性が高いため、必ずこの時期の株価はチェックしておきましょう。

この時期を暴落せずに乗り越えた企業は、かなり財務面が安定しているね!
PERが10倍以下、PBRが1倍未満
PERは株価収益率で、会社が生む利益に対して株価が何倍まで評価されているかを示す指標です。
一般的には10倍以下で割安とされ、お買い得とみなされます。
一方PBRは株価純資産倍率で、会社の簿価純資産と比べて株価が高いか安いかを示す指標です。
一般的には1倍未満で割安とされ、お買い得とみなされます。
これらの指標はすべて当てはまっている企業は珍しいですが、クリア項目が多いほど、優良な連続増配株の可能性が高いです。
ただし、10項目の中には外せない項目もあるため、改めて下の表に項目をまとめます。

連続増配型の高配当株の具体的な見つけ方
高配当株は「知識よりもリサーチ量」で差がつきます。ただ、やみくもに探してもキリがありません。
ここでは、効率よく優良銘柄を見つける3つの方法を紹介します。
Yahoo!ファイナンス
まずは定番のYahoo!ファイナンス。初心者でも使いやすく、条件設定もシンプルです。
Yahoo!ファイナンスに入り、上部バーの日本株を選択し、直下のバーの優良高配当株を選択すると、配当利回り・PER・PBR・ROE・自己資本比率別に高配当株が表示されます。
各項目は降順・昇順でならびかえも可能で、気になる銘柄は名称欄から個別で中身を見に行けば、営業利益率や配当性向などが確認できます。
特に、Yahoo!ファイナンスは過去10年間の配当履歴がグラフで見れるのも強みの1つです。

楽天証券スーパースクリーナー
もしあなたが楽天証券ユーザーであれば、スーパースクリーナーは最強ツールです。
配当性向・ROE・自己資本比率などを細かく設定でき、「連続増配」や「過去配当実績」もスクリーニング条件に含められます。
楽天証券にログインし、上部バーの国内株式を選択すると、直下のバーにスーパースクリーナーが表示されます。

スーパースクリーナーを活用すると、下図のように左側のバーで配当利回りやPERなどの指標範囲を検索条件に組み込むことができるため、条件にあった銘柄を検索することができます。
さらに結果はExcelやCSVで出力可能なので、自身のポートフォリオ管理にそのまま活用できます。

SNSで銘柄トレンド収集
最近では、個人投資家の間でSNSの情報価値が急上昇しています。
特にXやYouTubeでは、増配発表速報や注目高配当株ランキングなどがリアルタイムで共有されるので、非常に参考になります。
もちろん、「鵜呑み」にするのではなく、情報を一次ソース(IR・四季報)で検証する姿勢が大切です。
なお、年間配当60万の私の連続増配型高配当株ポートフォリオはYouTubeで公開しています。

ヤマイチもXやYouTube、インスタで随時発信しているから、ぜひフォローとチャンネル登録してね^^
まとめ
本記事では、連続増配×国内高配当株で月5万円の不労所得を得る戦略について紹介しました。
- 月5万円の得るために4~5%の利回りで約1,500万の元本を用意する。
- インデックス投資で資産を増やしつつ、高配当株でキャッシュフローを確保する。
- 高配当株はオフェンシブ銘柄よりもディフェンシブ銘柄の割合を多くする。
- 銘柄選定は10項目の数字で論理的に判断する。
- 特定セクターに偏らず、最低100銘柄に分散させる。
- スクリーニングツールを活用して効率的に銘柄を探す。
投資は「才能」よりも「仕組みと継続」!
短期的な値動きではなく、10年後に確実に増えている“配当金”を見ましょう。
FIRE達成に向けて、連続増配型高配当株が見つけられるようになったので、今日も一歩前進!
以上、ヤマイチでした!