こんにちは!
40代でFIRE達成に向けて、副業・投資で資産を増やしているアラサー独身サラリーマンのヤマイチです!
”FIREへの資産形成=複利を活用した投資”と言っても過言ではないくらい、FIREと複利は切っても切り離せない関係。
複利を理解せずに投資をしていると、FIRE達成までの期間が10~20年レベルで後ろ倒しになることも!
そうならないように、しっかり複利について理解し、複利が最大限効いた投資を行いましょう。
本記事では、FIRE達成までの期間を短縮させるために、資産を雪だるま式に増やす複利の力を使った投資方法について、わかりやすく解説します。
- 複利の仕組み
- FIRE達成に向けた年間投資額別の複利シュミレーション
- 複利の力を使った投資方法
複利の仕組み
「複利」とは、元本に加えてその利益にも再び利息がつく仕組みのこと。
アインシュタインは「複利は最も強力な力」と明言を残しており、複利がいかに強力な資産形成の手段であるかを唱えています。
一般的な利息だと、例えば1万円を年利5%で運用した場合、1年後には1万円の元本に500円の利息がつきます。
しかし、複利のすごいところは、その次の年から500円にも利息がつくこと!
つまり、元本とその利益が再投資されることで、利益がどんどん雪だるま式に増えていきます。
この複利の力を利用することで、時間を味方にして大きな資産を築くことが可能となり、FIRE達成期間を大幅に短縮できます。

ちなみに、複利と対をなすのが単利だよ。単利は一定利率が元本に付与されるよ。
下の図は単利と複利で年利5%で100万円を運用した際の資産推移シュミレーション例です。


短期で見ると違いはそれほどないけど、長期で見ると圧倒的に複利が勝っているね!

FIREまでの資産形成は長期運用が前提だから、複利を使った投資は必須だよ^^
下の表に単利と複利の違いをまとめたからチェックしてみてね。
項目 | 単利 | 複利 |
---|---|---|
計算方式 | 元本だけに利息がつく | 利息にも利息がつく |
利息計算式 | 元本×利率×年数 | 元本×(1+利率)^年数 |
長期運用時の増加傾向 | 小さい(線形的に増える) | 大きい(指数的に増える) |
メリット | 予測が容易 | 時間経過に伴いリターンが加速 |
年間投資額別の複利シュミレーション
ここでは、複利シュミレーションを通して、FIREに必要な資産7,500万円が貯まるまでの期間を計算した結果を表にまとめました。
運用利回りは実質利回りを4%と仮定し、下記パターンで計算しました。
- 初期投資なし、月々1万円積み立てた場合
- 初期投資50万円、月々5万円積み立てた場合
- 初期投資なし、月々10万円積み立てた場合
項目 | パターン1 | パターン2 | パターン3 |
---|---|---|---|
初期投資 | なし | 50万円 | なし |
月々積立額 | 1万円 | 5万円 | 10万円 |
20年後資産 | 350万円~ | 1,500万円~ | 2,700万円~ |
7,500万到達年数 | 100年~ | 35年~ | 25年~ |

複利シュミレーションはこちらからも利用できるよ^^
パターン1では、20年後に約350万円程度の資産に達しますが、7,500万円に到達するまでは100年以上!
初期投資が少なく、月々の積立額も少ないため、資産の積み上がりは比較的遅いです。
パターン2では、20年後に約1,500万円程度の資産が築けます。
7,500万円に到達するためには約35年が必要なので、これもFIRE到達期間が少し遅いです。
ただし、複利の効果により、後半は急激に増えていくため、早い段階で大きな初期投資を行うことが非常に有利です。
パターン3では、20年後には約2,700万円となり、7,500万円に到達するためには約25年必要。
月々10万円の積立額を加えることで、資産の増加は早く、複利の効果が大きくなります。
もし手元に初期投資できる現金があるならば、パターン2のように最初に転がす雪だるまを大きくして、運用するのも1つかもしれません。
ただし、初期投資できるお金が手元にないケースが多いため、パターン3で最短経路でFIREを目指すのがおすすめです!

毎月10万円も投資に回すのはきついよ・・・

この投資資金を増やすために、このブログでは家計管理術や副業、本業のキャリアアップ方法を紹介しているから、1歩ずつ頑張っていこう^^

ちなみにヤマイチは月々どのくらいを投資に回しているの?

株式投資は25歳くらいで着手し始めたけど、本腰入れたのは28歳からだよ。月に20万円以上は株式投資に回しているから、FIRE予定は45歳前後だね。
複利を生かす積立投資
FIRE達成のコア戦略が複利を使った積立投資です。
家計管理・副業・本業のキャリアップもすべて、投資に回す資金を増やすために実施します。
複利を使って投資を行う場合は、得られた利息や配当金を再び投資に回す”再投資型”の積立方式を設定する必要があります。
再投資型の運用方法
再投資型で運用を始めるためには、次のステップを踏みます。
積立商品の選定
基本的には、こちらで紹介した投資信託(インデックスファンド)を選択し、購入時の設定画面で”受取型”ではなく、”再投資型”を選択し、月々の積立額を設定します。
これにより、毎年の利益が自動的に元本に加算され、複利効果を生かした資産増加が実現できます。
積立額の見直し
投資額を定期的に見直し、増額していきましょう。
特に、給与が上がった場合や生活費が減った場合などは、積立額を増やすことで、より早く資産形成が進みます。
再投資型の注意点
ここでは、再投資型で積み立てる際の注意点をいくつか確認しておきます。
再投資される分の税金
配当金や利子には税金がかかりますが、再投資型の場合でもその分は課税されます。
したがって、税金がかかるため、課税後の利益で再投資が行われることになります。
そのため、運用時は非課税枠が使用できるNISA口座で運用しましょう。
NISAについてはこちらで解説しています。
商品選びの重要性
再投資型を選ぶ際には、税金や手数料が低い商品を選ぶことが大切です。
手数料が高いと、再投資された分が無駄になってしまいますので、信託手数料はMAX0.1%前後までを目安にしましょう。
まとめ
本記事では、FIREのコア戦略となる複利を生かした積立投資法について紹介しました。
- FIREに向けて、まずは月々10万円以上の投資資金を準備する。
- NISA口座で投資信託をつみたて投資し、”再投資型”に設定する。
- 投資銘柄は世界や米国に分散が効いたインデックスファンドを選ぶ。
- 投資資金は都度増額していく。
複利を生かして、時間を味方につけることが、FIRE達成までの期間を短縮することにつながります。
まずは、月々10万円の投資ができるように、家計管理・本業キャリアップ・副業に取り組みましょう!
FIRE達成に向けて、複利を生かした積立投資ができるようになったので、今日も一歩前進!
以上、ヤマイチでした!